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『或る母の話』
ふりがな文庫
『
或る母の話
(
あるははのはなし
)
』
母一人娘一人の暮しであった。 生活には事かかない程のものを持っているので、母は一人で娘を慈しみ育てた。娘も母親のありあまる愛情に堪能していた。 それでも、娘はだんだん大人になると、自分の幼い最初の記憶にさえ影をとどめずに世を去った父親のこと …
著者
渡辺温
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約14分(500文字/分)
朗読目安時間
約24分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
袴
(
スカアト
)
愁
(
かな
)
平生
(
ふだん
)
虚
(
うつろ
)
知己
(
しりあい
)
冗
(
むだ
)
夭折
(
わかじに
)
建物
(
ビルディング
)
彼地
(
あちら
)
草臥
(
くたびれ
)
羞明
(
まぶし
)
靨
(
えくぼ
)
襯衣
(
シャツ
)
為事
(
しごと
)
此方
(
こちら
)
恍
(
とぼ
)
屡
(
しばしば
)
尾燈
(
テイルライト
)
卓子
(
テーブル
)