“まぶし”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:マブシ
語句割合
59.3%
11.1%
羞明11.1%
目眩7.4%
3.7%
3.7%
間伏3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
沢崎に対して始終左半面をさらすような角度になっており、まぶしいような初夏の庭の反射が、その顔の上に真正面まともに照っていた。
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
初冬の光は町の空に満ちて、三人とも羞明まぶしい位であつた。上田の城跡について、人通りのすくない坂道を下りかけた時、丑松は先輩と細君とが斯ういふ談話はなしを為るのを聞いた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
この頃はいくらか日焦ひやけがして、目の色も鋭くなっていたが、お島が暫くでも夫婦ものの旅行と見られるのが嬉しいような、目眩まぶしいような気持のするほど、それは様子が好かった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「堪忍しねえ、まぶしいやな。」
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
まぶしたゆげにまたたきつ
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
さの濱を通り間伏まぶしへ出ると、此邊から風景が雄大になつで來て、雨も上り陽が照つて來ました。
大島行 (旧字旧仮名) / 林芙美子(著)