“めまい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
眩暈86.7%
目眩3.2%
1.8%
瞑眩1.8%
1.8%
眩惑1.8%
眼眩0.9%
幻暈0.5%
目舞0.5%
眩暉0.5%
眼暈0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女は大空に浮かんでるような眩暈めまいをまだいっぱいたたえてる眼つきを、彼のほうへ向けた。数秒かかってようやく彼を見てとった。
石見銀山というのは砒石だ、砒石の中毒はひどいのになると目眩めまいがして引付けるようになり、顫えが来て一ぺんに死ぬ、此家のお内儀がそれだ。
急にめまいがすると云って、額を押えながら引退ってしまいましたので、これ以上何も訊くことが出来ませんでしたが、お梶さんのこの様子を見て、この写真と文夫さんの自殺との間には
蛇性の執念 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
くらくらと瞑眩めまいがするようになって
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ミサコは二人を送りだすと、めまいを感じたが、そのまま都会の火事の騒音のなかに巻きこまれてしまった。
女百貨店 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
それを見るごとに、私はちょうど眩惑めまいのするようなすうとした気もちで、その山の奥の方にある池のことをきることなく考え込んでいるのでした。
不思議な国の話 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
眼眩めまいがしてそこに立っていられぬ病人をほとんどかかえるようにして車に乗せた。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
それにもかかわらず堅くふくれた嫂の胸が、光をたたえた眸子ひとみが、張りきった丸味のある肩が、豊かな腰が、一時にぐんとのしかかってくるような幻暈めまいを感じて正三は低くあえいだ。
(新字新仮名) / 山本周五郎(著)
目舞めまいのする前に、ちらりと初さんを見たに違ないんだが、ぐらぐらと咄癡とっちて、死ぬ方がこわくなったもんだから、初さんの影は網膜に映じたなり忘れちまったのが
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
しばらくして出してやると、抱いたり、頬ずりしたりして寵愛するのだ。籠に入れてクルクル廻わして眩暉めまいさせたりした。虐げつつ愛しているのだ。そうして月日が立った。
光り合ういのち (新字新仮名) / 倉田百三(著)
眼暈めまいがして来た。小太郎への無念さが、身体中いっぱいになって来た。天童は、手早く、太腿を縛った。そして、小太郎の立っているところを見ると、小太郎は、もう其処にはいなかった。
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)