“目舞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めま50.0%
めまい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
梯子段はしごだんも真っ先きに降りようとして、欄干に手を掛けたが、直ぐよろけ出した。背後うしろにいた学士と女とが手を貸した。病人は「少し目舞めまいがするのだよ」と云った。
みれん (新字新仮名) / アルツール・シュニッツレル(著)
目舞めまいのする前に、ちらりと初さんを見たに違ないんだが、ぐらぐらと咄癡とっちて、死ぬ方がこわくなったもんだから、初さんの影は網膜に映じたなり忘れちまったのが
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)