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眩惑
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めまい
ふりがな文庫
“
眩惑
(
めまい
)” の例文
今までに覚えたことのない軽い一種の
眩惑
(
めまい
)
を感じる。「君、どうかしたんじゃありませんか、
医師
(
いしゃ
)
に見てもらうほうがいいですぜ」
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
それを見るごとに、私はちょうど
眩惑
(
めまい
)
のするようなすうとした気もちで、その山の奥の方にある池のことを
倦
(
あ
)
きることなく考え込んでいるのでした。
不思議な国の話
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
あの舞うのは何故かと調べてみると、内耳の一部をなしている三半規管の構造が不完全なため、始終に
眩惑
(
めまい
)
を起すからだという事である。そう聞けば可哀相で飼うのは厭になる。
話の種
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
彼女はしまいには殆ど
眩惑
(
めまい
)
さえかんじてきた。
嘔気
(
はきけ
)
と目まいと前のめりとが、
交
(
かわ
)
る交る迫ってきた。淵がだんだん目の前にせり上ってくるのだった。
蛾
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
“眩惑”の意味
《名詞》
目が眩んで正常な判断を失うこと。また、そのようにさせること。
(出典:Wiktionary)
眩
漢検1級
部首:⽬
10画
惑
常用漢字
中学
部首:⼼
12画
“眩惑”で始まる語句
眩惑操作