目眩まぶし)” の例文
その仏像、仏具及び装飾の金繍きんしゅう等が互いに反映して輝く有様は皓々赫々こうこうかっかくとして目眩まぶしくその立派なることは実にきもを潰すばかりでありました。けれども私は余り感服しなかった。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
この頃はいくらか日焦ひやけがして、目の色も鋭くなっていたが、お島が暫くでも夫婦ものの旅行と見られるのが嬉しいような、目眩まぶしいような気持のするほど、それは様子が好かった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)