“金繍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんしゅう62.5%
きんしう12.5%
きんぬい12.5%
きんらん12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、よく見ると、みな魏旗であり、一きわ目立つくれないの大旗には、金繍きんしゅうの文字あざやかに、平西へいせい都督驃騎ひょうき将軍司馬懿しばいと読まれた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大徳寺より道の警固きびしく、武士どもかためたり、弟美濃守秀長奉行をなせり、棺槨くわんくわくのよそほひ金繍きんしうをかざり、玉の瑶珞えうらくをかがやかせり。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
朱地しゅじに「女将軍一丈青」と金繍きんぬいした軍旗は、やがて敵のあらぎもをひしいだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
撫子染なでしこぞめの長き振袖に、花山車はなだしを織り出したる金繍きんらんの帯を締め、銀扇を高くかざしていたったるは、花束もてこの扇を射よとの心であろう。