“きんらん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
金襴78.2%
錦襴18.2%
金爛1.8%
金繍0.9%
金鑾0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一枚の金襴きんらんきれで、自分の一生がめちゃめちゃになった、という考えかたが間違いだった、ということだけは認めなければならない。
さぶ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
太宗たいそう皇帝の水陸大会だいせがきに、玄奘法師げんじょうほうし錦襴きんらん袈裟けさ燦然さんぜんと輝き、菩薩ぼさつが雲に乗って天に昇ると、その雲がいつの間にか觔斗雲きんとうんにかわって
『西遊記』の夢 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
言うまでもなくこれは寸法二尺八寸の極めて小さい弓で、初めは楊柳やなぎで作りましたが、後にはいろいろの貴い材料で作り、継弓つぎゆみにして金爛きんらんの袋などに入れて持って歩くようになりました。
撫子染なでしこぞめの長き振袖に、花山車はなだしを織り出したる金繍きんらんの帯を締め、銀扇を高くかざしていたったるは、花束もてこの扇を射よとの心であろう。
金鑾きんらん殿という立派な御殿で、玄宗は李白を引見した。
岷山の隠士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)