“真夫”の読み方と例文
読み方割合
まぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ほほうのう! ならば源七をバッサリやればよい筈、邪魔な真夫まぶを生かしておいて、似せの心中者を細工するとはまたどうした仔細じゃ」
「いやらしい。そう言ってくんなんし。わちきにも真夫まぶのひとりや二人はござんす。ゆっくり会うてから参りますと、そう言ってくんなんし」
親の六兵衛どんを前にして言いにくいことでござりまするが、両方共にぞっこんという仲でござりましてな、あれこそ本当の真夫まぶ——曲輪雀共もこのように申していた位でござります。