情人まぶ)” の例文
張順は中庭へ潜んでうかがッていた。情人まぶでもないらしいが、酒肴さけさかなが運ばれてゆく。客はつまりこわもての客とみえ、婆やもなかなか気をつかっている。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)