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位
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い
ふりがな文庫
“
位
(
い
)” の例文
ありますとも、
其処
(
そこ
)
が臨機応変、仏教のいわゆる、「
時
(
じ
)
、
処
(
しょ
)
、
位
(
い
)
」に適する方法に於いて原則を実地に応用しなければなりません。
慈悲
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
びッくりさせる、
不粋
(
ぶすい
)
なやつ、ギャーッという五
位
(
い
)
鷺
(
さぎ
)
の声も時々、——妙に
陰気
(
いんき
)
で、うすら寒い
空梅雨
(
からつゆ
)
の晩なのである。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
天子
(
てんし
)
さまは
大
(
たい
)
そう
阿倍
(
あべ
)
の
童子
(
どうじ
)
の
手柄
(
てがら
)
をおほめになって、ちょうど三
月
(
がつ
)
の
清明
(
せいめい
)
の
季節
(
きせつ
)
なので、
名前
(
なまえ
)
を
阿倍
(
あべ
)
の
清明
(
せいめい
)
とおつけになり、五
位
(
い
)
の
位
(
くらい
)
を
授
(
さず
)
けて、
陰陽頭
(
おんみょうのかみ
)
という
役
(
やく
)
におとりたてになりました。
葛の葉狐
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
一人は、若い侍で、
背後
(
うしろ
)
姿ではあったけれど、何とも言えない
品
(
ひん
)
と
位
(
い
)
がその体に備わっていた。もう一人は、六十を過ごしたくらいの、頑丈らしい老武士であったが、これも品位を備えていた。
生死卍巴
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
が、
贈
(
ぞう
)
一
位
(
い
)
は皇族格である。足利も二代目の将軍になると、もうこんな思い上がりをやっていた。(三六・四・三)
随筆 私本太平記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
京へ
凱旋
(
がいせん
)
してのち、七
本
(
ほん
)
槍
(
やり
)
の
連中
(
れんちゅう
)
をはじめ
諸将
(
しょしょう
)
の下のものへまで、すべて、
論功行賞
(
ろんこうこうしょう
)
をやったかれにはまた、
朝廷
(
ちょうてい
)
から、
従
(
じゅ
)
四
位
(
い
)
下
(
げ
)
参議
(
さんぎ
)
に
補
(
ほ
)
せらるという、
位官
(
いかん
)
のお
沙汰
(
さた
)
がくだる。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ことに、
羽柴
(
はしば
)
従
(
じゅ
)
四
位
(
い
)
の
参議秀吉
(
さんぎひでよし
)
が
入洛
(
じゅらく
)
ちゅうのにぎやかさ。——金の
千瓢
(
せんなり
)
、あかい
陣羽織
(
じんばおり
)
、もえ
黄
(
ぎ
)
縅
(
おどし
)
、
小桜
(
こざくら
)
おどし、ピカピカひかる
鉄砲
(
てっぽう
)
、あたらしい弓組、こんな行列が
大路
(
おおじ
)
小路
(
こうじ
)
に絶えまがない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「あれは五
位
(
い
)
鷺
(
さぎ
)
」
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“位”の意味
《名詞》
(くらい)階級。人と人との恒常的な関係で、指揮・命令をする者とそれを受ける者に関するもの、又、人の集団を、その権利又は義務の大小により分類したもの。
(くらい 形式名詞的に用い)程度。
(くらい)位取り記数法において、個々の数字が書かれる位置。通常、左にあるものほど大きな重みを持つ。
(出典:Wiktionary)
位
常用漢字
小4
部首:⼈
7画
“位”を含む語句
位置
中位
三位
位牌
其位
官位
地位
品位
源三位頼政
一位
方位
帝位
何年位
五位鷺
気位
御位
位地
位牌堂
源三位
三位一体
...