“位(み)” の例文
第三は、宝暦変の時に、倒幕の先鋒であった竹屋三位(み)卿(きょう)が、幕府の目をくらまして失踪の後、いつか同家の食客となっていること。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして最後に宇治の螢を引張り出して、「那処(あそこ)の螢は大きいね。さやうさ、雀よりももつと大きかつたかな。何しろ源(げん)三位(み)頼政の亡魂だといふんだからな。」
いずれもこの日は大紋風折烏帽子(かざおりえぼし)の式服に威儀を正して、お乗り物は一様に長柄のお駕籠(かご)、これらのものものしい大小名が規定どおりの供人に警固されて、三位(み)、中将、納言(なごん)
花櫻(はなざくら)香山家(かやまけ)ときこえしは門表(もんへう)の從(じゆ)三位(み)よむまでもなく、同族中(どうぞくちう)に其人(そのひと)ありと知(し)られて、行(ゆ)く水(みづ)のながれ清(きよ)き江戸川(えどがは)の西(にし)べりに、和洋(わやう)の家(や)づくり美(び)は極(きは)めねど、行(ゆ)く人(ひと)の足(あし)を止(と)むる庭木(にはき)のさまざま
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
屋敷の奥を覗(のぞ)いて見ると、三位(み)卿(きょう)を中心に、森啓之助、天堂、お十夜、周馬の五人が、ひどく厳(いか)めしい容態で、なにやらひそひそと密議をしている。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お美尾(みを)の母(はゝ)は東京(とうけう)の住居(すまい)も物(もの)うく、はした無(な)き朝夕(てうせき)を送(おく)るに飽(あ)きたれば、一つはお前樣(まへさま)がたの世話(せわ)をも省(はぶ)くべき爲(ため)、つね/″\御懇命(ごこんめい)うけましたる從(じゆ)三位(み)の軍人樣(ぐんじんさま)の、西(にし)の京(けう)に御榮轉(ごゑいてん)の事(こと)ありて
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「はて? ……」と、その方策に腕をこまぬいた時、かれは、岩の間から拾ってきた、竹屋三位(み)の懐紙入れを思いうかべて、中を開いてみる気になった。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(あれも七十にもなって、まだ下位(げい)に留まっていたのか。さてさて気の毒した。三位(み)にでも叙(のぼ)せてやれ)
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
兵学の師、平田(ひらた)三位(み)と、弓槍(きゅうそう)の師範役、市川大介とが、馬をお小屋のわきへ捨てて、駈け寄って来た。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ところへ、竹屋三位(み)卿(きょう)が上がってきた。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
竹屋三位(み)藤原之有村(ふじわらのありむら)。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「竹屋三位(み)じゃ」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
竹屋(たけや)三位(み)有村(ありむら)。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)