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位
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み
ふりがな文庫
“
位
(
み
)” の例文
第三は、宝暦変の時に、倒幕の先鋒であった竹屋三
位
(
み
)
卿
(
きょう
)
が、幕府の目をくらまして失踪の後、いつか同家の食客となっていること。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そして最後に宇治の螢を引張り出して、「
那処
(
あそこ
)
の螢は大きいね。さやうさ、雀よりももつと大きかつたかな。何しろ
源
(
げん
)
三
位
(
み
)
頼政の亡魂だといふんだからな。」
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
いずれもこの日は大紋
風折烏帽子
(
かざおりえぼし
)
の式服に威儀を正して、お乗り物は一様に長柄のお
駕籠
(
かご
)
、これらのものものしい大小名が規定どおりの供人に警固されて、三
位
(
み
)
、中将、
納言
(
なごん
)
右門捕物帖:27 献上博多人形
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
花櫻
(
はなざくら
)
香山家
(
かやまけ
)
ときこえしは
門表
(
もんへう
)
の
從
(
じゆ
)
三
位
(
み
)
よむまでもなく、
同族中
(
どうぞくちう
)
に
其人
(
そのひと
)
ありと
知
(
し
)
られて、
行
(
ゆ
)
く
水
(
みづ
)
のながれ
清
(
きよ
)
き
江戸川
(
えどがは
)
の
西
(
にし
)
べりに、
和洋
(
わやう
)
の
家
(
や
)
づくり
美
(
び
)
は
極
(
きは
)
めねど、
行
(
ゆ
)
く
人
(
ひと
)
の
足
(
あし
)
を
止
(
と
)
むる
庭木
(
にはき
)
のさまざま
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
屋敷の奥を
覗
(
のぞ
)
いて見ると、三
位
(
み
)
卿
(
きょう
)
を中心に、森啓之助、天堂、お十夜、周馬の五人が、ひどく
厳
(
いか
)
めしい容態で、なにやらひそひそと密議をしている。
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
お
美尾
(
みを
)
の
母
(
はゝ
)
は
東京
(
とうけう
)
の
住居
(
すまい
)
も
物
(
もの
)
うく、はした
無
(
な
)
き
朝夕
(
てうせき
)
を
送
(
おく
)
るに
飽
(
あ
)
きたれば、一つはお
前樣
(
まへさま
)
がたの
世話
(
せわ
)
をも
省
(
はぶ
)
くべき
爲
(
ため
)
、つね/″\
御懇命
(
ごこんめい
)
うけましたる
從
(
じゆ
)
三
位
(
み
)
の
軍人樣
(
ぐんじんさま
)
の、
西
(
にし
)
の
京
(
けう
)
に
御榮轉
(
ごゑいてん
)
の
事
(
こと
)
ありて
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「はて? ……」と、その方策に腕をこまぬいた時、かれは、岩の間から拾ってきた、竹屋三
位
(
み
)
の懐紙入れを思いうかべて、中を開いてみる気になった。
鳴門秘帖:03 木曾の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
(あれも七十にもなって、まだ
下位
(
げい
)
に留まっていたのか。さてさて気の毒した。三
位
(
み
)
にでも
叙
(
のぼ
)
せてやれ)
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
兵学の師、
平田
(
ひらた
)
三
位
(
み
)
と、
弓槍
(
きゅうそう
)
の師範役、市川大介とが、馬をお小屋のわきへ捨てて、駈け寄って来た。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ところへ、竹屋三
位
(
み
)
卿
(
きょう
)
が上がってきた。
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
竹屋三
位
(
み
)
藤原之有村
(
ふじわらのありむら
)
。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「竹屋三
位
(
み
)
じゃ」
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
竹屋
(
たけや
)
三
位
(
み
)
有村
(
ありむら
)
。
鳴門秘帖:03 木曾の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“位”の意味
《名詞》
(くらい)階級。人と人との恒常的な関係で、指揮・命令をする者とそれを受ける者に関するもの、又、人の集団を、その権利又は義務の大小により分類したもの。
(くらい 形式名詞的に用い)程度。
(くらい)位取り記数法において、個々の数字が書かれる位置。通常、左にあるものほど大きな重みを持つ。
(出典:Wiktionary)
位
常用漢字
小4
部首:⼈
7画
“位”を含む語句
位置
中位
三位
位牌
其位
官位
地位
品位
源三位頼政
一位
方位
帝位
何年位
五位鷺
気位
御位
位地
位牌堂
源三位
三位一体
...