トップ
>
『まかないの棒』
ふりがな文庫
『
まかないの棒
(
まかないのぼう
)
』
京一が醤油醸造場へ働きにやられたのは、十六の暮れだった。 節季の金を作るために、父母は毎朝暗いうちから山の樹を伐りに出かけていた。 醸造場では、従兄の仁助が杜氏だった。小さい弟の子守りをしながら留守居をしていた祖母は、恥しがる京一をつれて行 …
著者
黒島伝治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
1923(大正12)年12月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約16分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
位
(
くら
)
己
(
お
)
槽
(
ぶね
)
立
(
だ
)
鋸屑
(
のこくず
)
臭
(
くさ
)
杜氏
(
とうじ
)
諸味
(
もろみ
)
節
(
ふし
)
溜桶
(
ためおけ
)
槽
(
ふね
)
仁助
(
にすけ
)
搾
(
しぼ
)
悪戯
(
いたずら
)
圧
(
お
)
団栗
(
どんぐり
)
凍
(
い
)
他人
(
ひと
)