“諸味”の読み方と例文
読み方割合
もろみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふねを使う(諸味もろみを醤油袋に入れてしぼぶねで搾ること)時に諸味を汲む桃桶を持って来いと云われて見当違いな溜桶ためおけをさげて来て皆なに笑われたりした。
まかないの棒 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
帰って来て見ると、由良の老婆の利枝は、久左衛門の台所から、妹が宝のように隠してあった三年諸味もろみの味噌を持ち出して、参右衛門の台所へ、どさりと置いた。
赤の御飯をく、手づくりの諸味もろみの口を切る、海でとった生きのいい魚、陸で集めた自然の野菜、バナナ、パイナップル、それから信天翁あほうどりを料理したさかな、そういったような山海の珍味を用意して
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)