“もろみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
諸味60.0%
20.0%
毛呂美20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
帰って来て見ると、由良の老婆の利枝は、久左衛門の台所から、妹が宝のように隠してあった三年諸味もろみの味噌を持ち出して、参右衛門の台所へ、どさりと置いた。
それからまた岱水では「もろみのかびをかき分けて」というのと、巻はちがうが「月もわびしき醤油しょうゆうかす」というのがある。
連句雑俎 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
史邦の「帷子かたびら」の発句と芭蕉のわきもみ一升を稲のこぎ賃」との次に岱水が付けた「たでの穂にもろみのかびをかき分けて」
連句雑俎 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
羽前狩川かりかわ冷岩寺れいがんじの前には、毛呂美もろみ地蔵というのもありました。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)