くれい)” の例文
心配しんぺいする事アえ、先生。齢ア四十一だべえが、村一番の醜婦みたくなし巨女おほをなごだア、加之それにハア、酒を飲めば一升も飲むし、甚麽どんな男も手余てやましにするくれい悪酔語堀ごんぼうほりだで。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
おれっちが行くとこはみんなくれいのいいうちだが。大げえはなんかしらなんくせつきだ。
藪の鶯 (新字新仮名) / 三宅花圃(著)