“廁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かわや77.8%
かはや11.1%
まじ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一行中の二三人がもういびきをかいて寝ている時分に、私は急に大便を催したので岩室を出て外かわやに行った。
富士登山 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
「へい。」と、おもはずくちたのを、はつとふたする色男いろをとこしのびのてい喝采やんやながら、たちまで、ひくはなおほはねばらなかつたのは、あたかたせられたところが、かはやまへ、はうであらう。
麦搗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
いまわれ意中の人の傍にありて見れば、さきに厭はしと見つるとは樣かはりて、けふの祭のにぎはひ又面白く、我はふたゝびきのふ衆人に立ちまじりて遊びたはぶれし折に劣らぬ興を覺えき。