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廁
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かはや
ふりがな文庫
“
廁
(
かはや
)” の例文
「へい。」と、
思
(
おも
)
はず
口
(
くち
)
へ
出
(
で
)
たのを、はつと
蓋
(
ふた
)
する
色男
(
いろをとこ
)
、
忍
(
しの
)
びの
體
(
てい
)
は
喝采
(
やんや
)
ながら、
忽
(
たちま
)
ち
其
(
そ
)
の
手
(
て
)
で、
低
(
ひく
)
い
鼻
(
はな
)
を
蔽
(
おほ
)
はねば
成
(
な
)
らなかつたのは、
恰
(
あたか
)
も
其
(
そ
)
の
立
(
た
)
たせられた
處
(
ところ
)
が、
廁
(
かはや
)
の
前
(
まへ
)
、は
何
(
ど
)
うであらう。
麦搗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
廁
漢検1級
部首:⼴
12画