“恒善”の読み方と例文
読み方割合
つねよし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
重症で曼公の遺法も功を奏せなかったと見える。三月二十八日に、長子恒善つねよしが二十六歳で、柳島に隠居していた信順のぶゆき近習きんじゅにせられた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
此年乙未には蘭軒門人森枳園の家に冢子ちようし約之やくしが生れた。渋江抽斎の家では嫡子恒善つねよしが既に十歳になつてゐて、此年第二子優善やすよしが生れた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
至善院は抽斎の曾祖父為隣いりんで、終事院は抽斎が五十歳の時父にさきだって死んだ長男恒善つねよしである。その三には五人の法諡が並べて刻してある。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)