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婦
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つま
ふりがな文庫
“
婦
(
つま
)” の例文
我はこれを愛すること
許嫁
(
いひなづけ
)
の
婦
(
つま
)
を愛するが如くならず。されどその人の婦とならんをば、われまた冷に傍より看ること能はざりしならん。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
もし両者に軽重の区別があると言いますならば、天津神は父、国津神は母、天孫民族は
夫
(
おっと
)
、先住土着の民族は
婦
(
つま
)
の関係という位のところであります。
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
さるほどに弟も生長して
年頃
(
としごろ
)
となりしかば、縁ありしを
幸
(
さいわい
)
として兄はそのため
婦
(
つま
)
を迎へ
遣
(
や
)
りしに、この婦心狭くして
良
(
よ
)
からぬものなりしゆゑ夫に
対
(
むか
)
ひて、
汝
(
おんみ
)
はあたかも
奴隷
(
しもべ
)
のやうなり
印度の古話
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
材木町
(
ざいもくちやう
)
の
陶器屋
(
たうきや
)
の
婦
(
つま
)
、
嬰兒
(
あかご
)
を
懷
(
ふところ
)
に、
六歳
(
ろくさい
)
になる
女兒
(
をんなのこ
)
の
手
(
て
)
を
曳
(
ひ
)
いて、
凄
(
すさまじ
)
い
群集
(
ぐんしふ
)
のなかを
逃
(
のが
)
れたが、
大川端
(
おほかはばた
)
へ
出
(
で
)
て、うれしやと
吻
(
ほつ
)
と
呼吸
(
いき
)
をついて、
心
(
こゝろ
)
づくと、
人
(
ひと
)
ごみに
揉立
(
もみた
)
てられたために
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
十日ばかりさきに
一〇七
かなしき
婦
(
つま
)
を
亡
(
うしな
)
ひたるが、
一〇八
世に残りて
憑
(
たの
)
みなく侍れば、ここに詣づることをこそ
一〇九
心
放
(
やり
)
にものし侍るなれ。
御許
(
おもと
)
にも
一一〇
さこそましますなるべし。女いふ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
▼ もっと見る
老大にいたり
嫁
(
か
)
して商人の
婦
(
つま
)
となる
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“婦(
婦人
)”の解説
夫人
婦人(ふじん)はくだけた呼び方であり、これは敬称ではない。
正しい敬称はご婦人(ごふじん)であり英語圏ではMs.に相当する。
一般的には成人女性全般または大人の女性への敬称である。上流階級の女性には貴婦人があてがわれる。
類似する意味には成人女性全般を意味する婦女(ふじょ)は汎用性の高い女性と同義である。
(出典:Wikipedia)
婦
常用漢字
小5
部首:⼥
11画
“婦”を含む語句
夫婦
情婦
主婦
婦人
娼婦
貴婦人
醜婦
妖婦
淫売婦
新婦
老婦
夫婦喧嘩
寡婦
命婦
淫婦
婦女
酌婦
婦女子
妊婦
老夫婦
...