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婦
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たぼ
ふりがな文庫
“
婦
(
たぼ
)” の例文
「よう。」と
反
(
そ
)
つて、
茫然
(
ばうぜん
)
として
立
(
た
)
つた。が、ちよこ/\と
衣紋繕
(
えもんづくろ
)
ひをして、
其
(
そ
)
の
車
(
くるま
)
を
尾
(
つ
)
けはじめる。と
婦
(
たぼ
)
も
心着
(
こゝろづ
)
いたか
一寸々々
(
ちよい/\
)
此方
(
こなた
)
を
振返
(
ふりかへ
)
る。
麦搗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
言畢
(
いひをは
)
つて、
肩
(
かた
)
に
手
(
て
)
を
掛
(
か
)
け、
雪
(
ゆき
)
なす
胸
(
むね
)
に
毛
(
け
)
だらけの
手
(
て
)
を
無手
(
むず
)
と
置
(
お
)
き、
横
(
よこ
)
に
掴
(
つか
)
んで、ニタ/\と
笑
(
わら
)
ふ。……と
婦
(
たぼ
)
も
可厭
(
いと
)
はず、
項
(
うなじ
)
も
背
(
せな
)
も
靡
(
なび
)
いて
見
(
み
)
える。
麦搗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
蒋生
(
しやうせい
)
ニタリとなり、つかず
離
(
はな
)
れず
尾之
(
これをびす
)
、とある
工合
(
ぐあひ
)
が、
彼
(
か
)
の
地
(
ち
)
の
事
(
こと
)
で、
婦
(
たぼ
)
の
乘
(
の
)
つたは
牛車
(
うしぐるま
)
に
相違
(
さうゐ
)
ない。
何
(
ど
)
うして
蜻蛉
(
とんぼ
)
に
釣
(
つ
)
られるやうでも、
馬車
(
ばしや
)
だと
然
(
さ
)
うは
呼吸
(
いき
)
が
續
(
つゞ
)
かぬ。
麦搗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“婦(
婦人
)”の解説
夫人
婦人(ふじん)はくだけた呼び方であり、これは敬称ではない。
正しい敬称はご婦人(ごふじん)であり英語圏ではMs.に相当する。
一般的には成人女性全般または大人の女性への敬称である。上流階級の女性には貴婦人があてがわれる。
類似する意味には成人女性全般を意味する婦女(ふじょ)は汎用性の高い女性と同義である。
(出典:Wikipedia)
婦
常用漢字
小5
部首:⼥
11画
“婦”を含む語句
夫婦
情婦
主婦
婦人
娼婦
貴婦人
醜婦
妖婦
淫売婦
新婦
老婦
夫婦喧嘩
寡婦
命婦
淫婦
婦女
酌婦
婦女子
妊婦
老夫婦
...