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総
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あらゆ
ふりがな文庫
“
総
(
あらゆ
)” の例文
旧字:
總
我らのご先祖
宗介
(
むねすけ
)
様が
正親町
(
おおぎまち
)
天皇
天正
(
てんしょう
)
年間に生きながら魔界の天狗となりこの八ヶ嶽へ上られてからは
総
(
あらゆ
)
る下界の人間に対して災難をお下しなされたのだ。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
人間は勿論
総
(
あらゆ
)
る生物には、その生物としての脈がござる。以前奇怪な托鉢僧を人間ならずと見極めたのも、人間ならぬ不思議な脈を其奴が持っていたからでござる。
高島異誌
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「困った事にはこの浮世には、私と反対な立場にいて私に反対する悪い奴がいる。悪、不平等、
呪詛
(
じゅそ
)
、無慈悲、こういう物の持ち主で、やはり私と同じように
総
(
あらゆ
)
る人間に付きまとっている」
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
老武士
(
おいぶし
)
その人にないばかりでなくその老武士がはいって来ると共に
総
(
あらゆ
)
る物が生気を失い陰々たる鬼気に襲われるのであった。店に飾ってある弓や矢や
点
(
とも
)
されてある
行燈
(
あんどん
)
までぼっと光を失ってしまう。
日置流系図
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
総
常用漢字
小5
部首:⽷
14画
“総”を含む語句
上総
総身
下総
総領
総角
上総介
総督
総毛立
総々
総括
総追捕使
総計
総帥
総髪
総出
総立
下総国
総代
総崩
安房上総
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