鬱々くよくよ)” の例文
一刻いっときでも、半日でも、鬱々くよくよしちゃあ損だ。おたがい様に、死ぬなら笑って死のうじゃありませんか。花見に行って、つまずいて死ぬ奴すらある。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「……二人で暮らしましょう。露八さん、私は浜中屋を出てもいい。だから貴方もきずなや世間態に鬱々くよくよしないで、短い世を、お互いに楽しもうじゃありませんか」
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ばかな。何を鬱々くよくよ
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)