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鬱々
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ふさい
ふりがな文庫
“
鬱々
(
ふさい
)” の例文
大島仁藏翁
(
おほしまじんざうをう
)
の
死後
(
しご
)
、
權藏
(
ごんざう
)
は
一時
(
いちじ
)
、
守本尊
(
まもりほんぞん
)
を
失
(
うしな
)
つた
體
(
てい
)
で、
頗
(
すこぶ
)
る
鬱々
(
ふさい
)
で
居
(
ゐ
)
ましたが、それも
少時
(
しばし
)
で、
忽
(
たちま
)
ち
元
(
もと
)
の
元氣
(
げんき
)
を
恢復
(
くわいふく
)
し、のみならず、
以前
(
いぜん
)
に
増
(
まし
)
て
働
(
はたら
)
き
出
(
だ
)
しました。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
鬱々
(
ふさい
)
で
居
(
ゐ
)
たのは
考
(
かん
)
がへて
居
(
ゐ
)
たのです。
彼
(
かれ
)
は
老人
(
らうじん
)
の
最後
(
さいご
)
の
教訓
(
けうくん
)
を
暫時
(
しばらく
)
も
忘
(
わす
)
れることが
出來
(
でき
)
ないので、
拜
(
をが
)
まれる
程
(
ほど
)
の
美
(
うつ
)
くしい
事
(
こと
)
を
爲
(
す
)
るには
何
(
なに
)
を
爲
(
し
)
たら
可
(
よ
)
からうと
一心
(
いつしん
)
に
考
(
かん
)
がへたのです。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
鬱
常用漢字
中学
部首:⾿
29画
々
3画
“鬱々”で始まる語句
鬱々葱々