“赤穂鯛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あかほだい50.0%
あこうだい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大のたれ、荒匂あらにおい、斬り手によっては血音ちおとも立てぬという代物しろものじゃ。鯛ならば赤穂鯛あかほだい最中もなかならトラヤのつぶし饀、舌の奥にとろりと甘すぎず渋すぎず程のよい味が残ろうという奴じゃ。
「へへ、じゃ、鉄炮洲で赤穂鯛あこうだいでも釣ろうとおっしゃるんですかい」
顎十郎捕物帳:04 鎌いたち (新字新仮名) / 久生十蘭(著)