“血音”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちおと50.0%
ちのと50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大のたれ、荒匂（あらにお）い、斬り手によっては血音（ちおと）も立てぬという代物（しろもの）じゃ。鯛ならば赤穂鯛（あかほだい）、最中（もなか）ならトラヤのつぶし饀、舌の奥にとろりと甘すぎず渋すぎず程のよい味が残ろうという奴じゃ。
旗本退屈男：08 第八話　日光に現れた退屈男 (新字新仮名) ／ 佐々木味津三(著)
口そそぐ夢の豹（へう）水の面（も）に血音（ちのと）たてつつ
邪宗門 (新字旧仮名) ／ 北原白秋(著)