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対
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てえ
ふりがな文庫
“
対
(
てえ
)” の例文
旧字:
對
この片一方の腕に
対
(
てえ
)
しても、
面
(
かお
)
が合わせられねえ仕儀さ。何とかしてこの
腹癒
(
はらい
)
せをしねえことには、この虫がおさまらねえ。
大菩薩峠:31 勿来の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
困るたって
私
(
わし
)
もしたくねえが、冗談を云ったのが広まったのだから、今じゃア是非ともお
前
(
めえ
)
さんを私の女房にしねえば、世間へ
対
(
てえ
)
して顔向が出来ねえから、友達に話をしたら
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
お上に
対
(
てえ
)
して、あっしの一
分
(
ぶん
)
が立たねえのだ。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「町奉行の方が、浪人者に
対
(
てえ
)
して怖れをなしてるんだから、いよいよ甘く見られちまわあな、それに比べると、何といっても、掃部様はエラかったな」
大菩薩峠:38 農奴の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
たった一人の娘を
女郎
(
じょうろ
)
に売りたくもねえし、世間へ
対
(
てえ
)
しても済まねえ訳だ、又本意でもねえから、
然
(
そ
)
んな事を
為
(
し
)
たくもねえが、何うでも
斯
(
こ
)
うでも此の暮が行立たねえから、お久
文七元結
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
死んでる道具は直に毀れッちまうと云ったじゃアありやせんか、其の通りしねえから此の棚の仕事は嘘だと云うのだ、
此様
(
こんな
)
に直ぐ毀れる物を納めるのア注文先へ
対
(
てえ
)
して不実というものだ
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
汝がの
企
(
たくみ
)
の段々を聞いた時は、実に魂消たとも魂消ねえとも、若旦那や嬢さまに
対
(
てえ
)
しても汝を助けて置くことが出来ねえから、お役人を頼んでも汝を縛って、御公儀さまの御厄介に成って
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“対”の解説
対(つい、たい)とは、2つ一組で存在するものの場合に、その2つを一組とする見方の元でそれを指していう表現で、それらが対をなすという。
(出典:Wikipedia)
対
常用漢字
小3
部首:⼨
7画
“対”を含む語句
相対
反対
対岸
応対
対手
対向
対照
対面
絶対
対句
対話
対方
正反対
対象
一対
対蹠
対蹠的
対坐
対立
敵対
...