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口車
ふりがな文庫
“口車”の読み方と例文
読み方
割合
くちぐるま
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くちぐるま
(逆引き)
御母さんの弁舌は
滾々
(
こんこん
)
としてみごとである。小野さんは一字の間投詞を
挟
(
さしはさ
)
む
遑
(
いと
)
まなく、
口車
(
くちぐるま
)
に乗って
馳
(
か
)
けて行く。行く先は
固
(
もと
)
より判然せぬ。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
悪く思わないでくれと確かにそういった、その
義侠
(
ぎきょう
)
らしい
口車
(
くちぐるま
)
にまんまと乗せられて、今まで殊勝な女だとばかり思っていた自分の愚かさはどうだ。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
ここの淫売窟には、そんなふうにして悪質の周旋屋の
口車
(
くちぐるま
)
に乗せられて、東北の貧農の娘が、淫売をさせられるとは知らないで、買われてきたというのが多かった。
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
口車(くちぐるま)の例文をもっと
(8作品)
見る
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
車
常用漢字
小1
部首:⾞
7画
“口”で始まる語句
口惜
口
口吻
口説
口髭
口籠
口許
口上
口調
口々
“口車”のふりがなが多い著者
高見順
作者不詳
樋口一葉
有島武郎
夏目漱石
江戸川乱歩
小川未明