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『落第』
ふりがな文庫
『
落第
(
らくだい
)
』
其頃東京には中学と云うものが一つしか無かった。学校の名もよくは覚えて居ないが、今の高等商業の横辺りに在って、僕の入ったのは十二三の頃か知ら。何でも今の中学生などよりは余程小さかった様な気がする。学校は正則と変則とに別れて居て、正則の方は一般 …
著者
夏目漱石
ジャンル
文学 > 日本文学 > 記録 手記 ルポルタージュ
初出
「中学文芸」1906(明治39)年9月15日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約14分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
了
(
しま
)
攻
(
ぜめ
)
異
(
おつ
)
好
(
すき
)
竹筒
(
たけづっぽ
)
彼方
(
むこう
)
汚
(
きた
)
充
(
つま
)
丈
(
だけ
)
寧
(
いっ
)
可
(
べ
)
切
(
しき
)
白墨
(
チョーク
)
辺
(
あた
)
極
(
きわ
)
怠
(
なま
)
性
(
たち
)
畳
(
たたみ
)
直
(
すぐ
)
瞭然
(
はっきり
)
拙
(
まず
)
廉
(
やす
)
殆
(
ほと
)
宛
(
ずつ
)
終
(
しま
)
自
(
おのずか
)
許
(
ばか
)
豪
(
えら
)
此方
(
こちら
)
一日
(
あるひ
)
重
(
おも
)
遺
(
のこ
)
遂々
(
とうとう
)
迚
(
とて
)
沢山
(
たくさん
)
温順
(
おとな
)
為直
(
しなお
)
甚
(
はなは
)
軽蔑
(
けいべつ
)
貰
(
もら
)
発心
(
ほっしん
)
終
(
つい
)
訥弁
(
とつべん
)
角
(
かく
)
薪
(
まき
)
若
(
も
)
矢張
(
やは
)
自
(
みずか
)
筈
(
はず
)
腸
(
はらわた
)
級
(
クラス
)
繰返
(
くりかえ
)
韻許
(
いんばか
)
全然
(
まるで
)
大嫌
(
だいきら
)
在
(
あ
)
喰外
(
くいはぐ
)
呉
(
く
)
厭
(
いや
)
勧
(
すす
)
到底
(
とうてい
)
其処
(
そこ
)
其儘
(
そのまま
)
如
(
ごと
)
兎
(
と
)
先
(
ま
)
余程
(
よほど
)
何
(
ど
)
亦
(
また
)
了
(
しま
)
之
(
これ
)
中
(
うち
)
恰度
(
ちょうど
)
此儘
(
このまま
)
根柢
(
こんてい
)
是等
(
これら
)
択
(
えら
)
成程
(
なるほど
)
懸隔
(
けんかく
)
慥
(
たし
)
惰
(
なま
)
悉
(
ことごと
)
此処
(
ここ
)
心算
(
つもり
)
往昔
(
むかし
)
彼
(
か
)
強
(
し
)
工合
(
ぐあい
)
居乍
(
いなが
)
容
(
い
)
定
(
き
)