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了
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さと
ふりがな文庫
“
了
(
さと
)” の例文
亨一の歸りを出迎へたとき、その推想が
中
(
あた
)
つて居ることを
了
(
さと
)
つた。そして亨一の心中を想ひやつて氣の毒に思ふ心のみが先に立つて居た。
計画
(旧字旧仮名)
/
平出修
(著)
その僕これを
奇
(
あや
)
しみ
私
(
ひそか
)
にその被いを開くと、皿上に白蛇あり、一口
嘗
(
な
)
むるとたちまち雀の語を解し得たので、王の一切智の出所を
了
(
さと
)
ったという。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
教会外の人にして
反
(
かえっ
)
て余の真意を諒察するものあるを見て、余は天父の慈悲はなお多量に未信徒社会に存するを
了
(
さと
)
れり
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
例のブーランゼー氏に
質
(
ただ
)
すと、書物に出た図はもちろん
絵虚事
(
えそらごと
)
だと答えられたから、予もなるほどことごとく図を信ずるは、図なきにしかずと
了
(
さと
)
った。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
すず子は
略
(
ほぼ
)
事の結果を推測して居た。亨一の帰りを出迎へたとき、その推想が
中
(
あた
)
つて居ることを
了
(
さと
)
つた。そして亨一の心中を想ひやつて気の毒に思ふ心のみが先に立つて居た。
計画
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
▼ もっと見る
ああ余は死の学理を
知
(
しれ
)
り、また心霊上その価値を
了
(
さと
)
れり、しかれどもその深さ、痛さ、
悲
(
かなし
)
さ、
苦
(
くるし
)
さはその寒冷なる手が余の愛するものの身に
来
(
きた
)
り、余の連夜熱血を
灌
(
そそ
)
ぎて捧げし祈祷をも
省
(
かえり
)
みず
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
これを見て予は書物はむやみに信ぜられぬもの、活動の観察はむつかしい事と
了
(
さと
)
った次第である。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
支那で
麒麟
(
きりん
)
は五彩を具うなどいうもこんな事から起ったらしく、かかる異色の畜類を見てその人為に出るを
了
(
さと
)
らぬ人々は、必ず紺青色の馬も自然に存在すと信じたであろう。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
亀よわれ汝が足捷の術に精進せるを
了
(
さと
)
ると言ってラサル樹に留まって休んだとある。
十二支考:02 兎に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
師子まず手で虎を打ち汝は何事も我に勝れりと説けりやと問うと、虎さては野干が我らを闘わすつもりと
了
(
さと
)
り、我かつてかかる言を説かず、我らを離間せる者を除くべしとて野干を打ち殺したと出づ
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
“了”の意味
《名詞》
(リョウ)了承。承知。
(出典:Wiktionary)
了
常用漢字
中学
部首:⼅
2画
“了”を含む語句
了解
了簡
終了
不了簡
了見
読了
御了解
仕了
了然
明了
角倉了以
喫了
了簡方
道了
結了
御了簡
了得
秦吉了
完了
速了
...