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還元
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かんげん
ふりがな文庫
“
還元
(
かんげん
)” の例文
これが、戦場というような場所であって、人間が、獣性に
還元
(
かんげん
)
し、耳に眼にするものが、すべて
修羅
(
しゅら
)
の音響の中に於ての事ならば、それはまだ云うに足らない。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それは帝都暗黒界の
鍵
(
キー
)
を握る名探偵帆村荘六として完全に
還元
(
かんげん
)
していた。
麻雀殺人事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
けれど、数千年の進歩も、実はまだ、尻ッ尾の痕のある人間だけに、大きな社会的堕落を来すと、一足飛びに、もとの原始人へ
還元
(
かんげん
)
してしまう可能性は多分にある。
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“還元”の意味
《名詞》
還 元(かんげん)
根源の元の形、性質、状態に還ること。元の形に戻すこと。
本質的なものに帰着させること。帰着すること。
本来は社会や特定の団体、個人などに帰属するものと考え、元に返すという意識を持って広く提供、共有すること。
(化学)原意は、酸化物が酸素を失う化学変化をいう。さらにそこから広がり、化学種が電子を得ること、あるいは、酸化数が減ることも還元と呼ぶ。対義語は酸化。
(出典:Wiktionary)
還
常用漢字
中学
部首:⾡
16画
元
常用漢字
小2
部首:⼉
4画
“還”で始まる語句
還
還俗
還幸
還御
還暦
還城楽
還魂
還相
還来
還俗僧