トップ
>
還元
ふりがな文庫
“還元”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かんげん
60.0%
かえ
20.0%
くわんげん
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かんげん
(逆引き)
これが、戦場というような場所であって、人間が、獣性に
還元
(
かんげん
)
し、耳に眼にするものが、すべて
修羅
(
しゅら
)
の音響の中に於ての事ならば、それはまだ云うに足らない。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
還元(かんげん)の例文をもっと
(3作品)
見る
かえ
(逆引き)
仮令
(
たとい
)
、晴天はなくとも、風静かにして雨
滋
(
しげ
)
き国は何処かにないであろうか。若しあれば、その国に移り住んで、僕は再び前世の蛙か田螺に
還元
(
かえ
)
る憧憬と勇気とを持ち合せている。
雨の日
(新字新仮名)
/
辰野隆
(著)
還元(かえ)の例文をもっと
(1作品)
見る
くわんげん
(逆引き)
然
(
しか
)
し
樹木
(
じゆもく
)
が
吸收
(
きふしう
)
して
獲
(
え
)
た
物質
(
ぶつしつ
)
の一
部
(
ぶ
)
を
地
(
つち
)
及
(
およ
)
び
空氣
(
くうき
)
に
還元
(
くわんげん
)
せしめようとして
凡
(
すべ
)
ての
葉
(
は
)
を
梢
(
こずゑ
)
から
奪
(
うば
)
つて、
到
(
いた
)
る
處
(
ところ
)
空濶
(
くうくわつ
)
で
且
(
かつ
)
簡單
(
かんたん
)
にすることを
好
(
この
)
む
冬
(
ふゆ
)
の
目
(
め
)
には、
櫟
(
くぬぎ
)
の
枯葉
(
かれは
)
は
錯雜
(
さくざつ
)
し、
溷濁
(
こんだく
)
して
見
(
み
)
えねばならぬ。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
還元(くわんげん)の例文をもっと
(1作品)
見る
“還元”の意味
《名詞》
還 元(かんげん)
根源の元の形、性質、状態に還ること。元の形に戻すこと。
本質的なものに帰着させること。帰着すること。
本来は社会や特定の団体、個人などに帰属するものと考え、元に返すという意識を持って広く提供、共有すること。
(化学)原意は、酸化物が酸素を失う化学変化をいう。さらにそこから広がり、化学種が電子を得ること、あるいは、酸化数が減ることも還元と呼ぶ。対義語は酸化。
(出典:Wiktionary)
還
常用漢字
中学
部首:⾡
16画
元
常用漢字
小2
部首:⼉
4画
“還”で始まる語句
還
還俗
還幸
還御
還暦
還城楽
還魂
還相
還来
還俗僧
“還元”のふりがなが多い著者
辰野隆
長塚節
吉川英治
海野十三