“吸收”のいろいろな読み方と例文
新字:吸収
読み方割合
きふしう50.0%
きゆうしゆう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
群集ぐんしふたゞ囂々がう/\として混亂こんらんしたひゞきなか騷擾さうぜうきはめた。ちからかくごとくにして周圍しうゐ村落そんらくをも一つに吸收きふしうした。しかしながら、群集ぐんしふ勘次かんじにはかへりみようとはしなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
しか樹木じゆもく吸收きふしうして物質ぶつしつの一つちおよ空氣くうき還元くわんげんせしめようとしてすべてのこずゑからうばつて、いたところ空濶くうくわつかつ簡單かんたんにすることをこのふゆには、くぬぎ枯葉かれは錯雜さくざつし、溷濁こんだくしてえねばならぬ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
此事このことをつぎのようにもいふ。すなはきゆう振動しんどうは、其勢力そのせいりよく中間ちゆうかん媒介物ばいかいぶつ吸收きゆうしゆうされやすく、ゆるやかなものはそれが吸收きゆうしゆうされにくい。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)