“いとたけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
糸竹50.0%
絲竹37.5%
管絃12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とかのぞたまふらんそはまた道理だうりなり君様きみさまつまばれんひと姿すがたあめしたつくして糸竹いとたけ文芸ぶんげいそなはりたるを
闇桜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
萬一事有ことあるの曉には絲竹いとたけに鍛へしかひな白金造しろがねづくり打物うちものは何程の用にか立つべき。射向いむけの袖を却て覆ひに捨鞭すてむちのみ烈しく打ちて、笑ひを敵に殘すはのあたり見るが如し。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
にぎわしい下座げざ管絃いとたけのひびきの中に、雪之丞は、しっとりと坐りながら、なまめいた台詞せりふを口にしつつ目をちらりと、例の東桟敷の方へと送った。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)