絲竹いとたけ)” の例文
新字:糸竹
たかとよびて夫婦の寵愛ちようあいかぎりなく讀書よみかき勿論もちろん絲竹いとたけの道より茶湯ちやのゆ活花等いけばなとうに至るまで師をえらみて習はせしに取分とりわけ書を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
萬一事有ことあるの曉には絲竹いとたけに鍛へしかひな白金造しろがねづくり打物うちものは何程の用にか立つべき。射向いむけの袖を却て覆ひに捨鞭すてむちのみ烈しく打ちて、笑ひを敵に殘すはのあたり見るが如し。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
姿形すがたかたちのうるはしきのみならでこゝろざまのやさしさなさけふか絲竹いとたけみちけたるうへ瀧本たきもとながれを
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
お安に渡し是から道もひろければ先へ立てと入替り最お屋敷もつひ其處そこだと二足三足すごす折柄聞ゆる曲輪くるわ絲竹いとたけ彼の芳兵衞の長吉殺し野中のなかの井戸にあらねども此處は名に反圃中たんぼなか三次はすそ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
送りけるが彼の十兵衞の娘お富お文はそろひも揃ひし容貌きりやうにて殊に姉のお文は小町こまち西施せいしはぢらうばかりの嬋妍あでやかもの加之そのうへ田舍ゐなかそだちには似氣にげもなく絲竹いとたけの道は更なり讀書よみかきつたなからずいとやさしき性質成れば傍輩はうばい女郎もいたはりて何から何まで深切しんせつ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)