“大絃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいげん60.0%
だいげん20.0%
タイゲン20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
発矢はっしと、ばちの音、聞くものの魂をさながらに身ぶるいさせた。大絃たいげん嘈々そうそうとして急雨のように、小絃は切々として私語しごのごとしという形容ことばのままだった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その弾奏は自慢だけに、堂にったところがあります。大絃だいげん嘈々そうそうとして、急雨のように響かせるところは響かせます。小絃しょうげん切々せつせつとして、私語のように掻き鳴らすところは鳴らします。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
大絃タイゲン嘈々サウサウトシテ 急雨ノ如ク
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)