“ゲン”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:げん
語句割合
55.6%
11.1%
11.1%
11.1%
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さうして、神は其を人々に慂める為に、此土に姿をゲンじて居るものゝ様にすら考へられた。
唱導文芸序説 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ルヤ、キミ断食ダンジキクルシキトキニハ、カノ偽善者ギゼンシャゴトカナシキ面容オモモチヲスナ。コレ、カミゲン
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
スベテノゲンタダシク、スベテノゲンウソデアル。所詮ショセンイカダウエンヅホツレツデアル、ヨロメキ、ヨロメキ、キミモ、ワタシモ、ソレカラ、マタ、林氏ハヤシシハゲシク一様イチヨウナガサレテルヨウダ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
ソノ後、海内一ニスルコト三年、又モ獼猴ミコウ(さる)ノゴトキ者、天下ヲカスムルコト三十余年、始メテ、大凶変ジテ一ゲンニ帰セム
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ゲン切々セツセツトシテ 私語ノ如シ
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夢覚めて狐の尾が手に止つたのを、ゲンあるしるしとしたと言ふ民譚は、王朝末に尠からず見える。狐とし言へば、直に、尾を聯想した時代に生れたのが、此尾薄・黒尾の命婦たちなのであらう。
狐の田舎わたらひ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)