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なんざん
語句 | 割合 |
南山 | 76.9% |
難産 | 15.4% |
難山 | 7.7% |
淵明だって
年が
年中南山を見詰めていたのでもあるまいし、王維も好んで
竹藪の中に
蚊帳を釣らずに寝た男でもなかろう。
といひかけて
笑ひ
消す
詞何としらねどお
施しとはお
情深い
事さぞかし
可哀さうのも
御座いませうと
思ふことあれば
察しも
深し
花子煙草は
嫌ひと
聞しが
傍の
煙管とりあげて
一服あわたゞしく
押やりつそれはもうさま/″\ツイ
二日計前のこと
極貧の
裏屋の
者が
難産に
苦みまして
兄の
手術に
母子とも
安全では
成程、
此處から
大佐等の
住へる
海岸の
家までは三十
里以上、
飛ぶ
鳥でもなければ
通はれぬ
此難山を、
如何にして
目下の
急難を
報知するかと
審るのであらう。