“終南山”の読み方と例文
読み方割合
しゅうなんざん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はその後、終南山しゅうなんざんにひそんでいたが、天子ここを通ると知って、にわかに手勢一千をそっし、急雨の山をくだるが如く、野を捲いて、これへ馳けて来たものだった。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
唐の天宝の末に、安禄山あんろくざんが乱をおこして、潼関どうかんの守りも敗れた。都の人びとも四方へ散乱した。梨園りえん弟子ていしのうちに笛師ふえしがあって、これも都を落ちて終南山しゅうなんざんの奥に隠れていた。