“潼関”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どうかん80.0%
とうかん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
潼関どうかんの馬超軍に、またまた、新手の敵兵が、約二万も増強されたようです。しかも今度の新手もことごとく北の精猛な胡夷えびすばかりです」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
唐の天宝の末に、安禄山あんろくざんが乱をおこして、潼関どうかんの守りも敗れた。都の人びとも四方へ散乱した。梨園りえん弟子ていしのうちに笛師ふえしがあって、これも都を落ちて終南山しゅうなんざんの奥に隠れていた。
河南の潼関とうかんまでは山地であるから洪水にはならないが、ここから先の海まで五六百キロの平地は、北は天津てんしんから、南は南京の対岸まで、黄河が流れた跡なのである。