“胡夷”の読み方と例文
読み方割合
えびす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
潼関どうかんの馬超軍に、またまた、新手の敵兵が、約二万も増強されたようです。しかも今度の新手もことごとく北の精猛な胡夷えびすばかりです」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
西涼の生れというから、胡夷えびすの血をまじえているにちがいない。その皮膚の色や髪の毛がそれを証拠だてている。すなわち、龐徳ほうとくあざなは令明。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
忽然こつぜんと、蒙古もうこ高原にあらわれて、胡夷えびすの猛兵をしたがえ、隴西ろうせい甘粛省かんしゅくしょう)の州郡をたちまちり奪って、日に日に旗を増している一軍があった。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)