“甘粛省”の読み方と例文
旧字:甘肅省
読み方割合
かんしゅくしょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくてこの大軍が、やがて蜀境の西平関せいへいかん甘粛省かんしゅくしょう)へ近づいていた頃、寝耳に水、いま祁山きざん渭水いすいのあいだに在る孔明の所へ
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一九二〇年のシナ甘粛省かんしゅくしょうの地震には十万人の死者を生じた。
柿の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
忽然こつぜんと、蒙古もうこ高原にあらわれて、胡夷えびすの猛兵をしたがえ、隴西ろうせい甘粛省かんしゅくしょう)の州郡をたちまちり奪って、日に日に旗を増している一軍があった。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)