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潼関
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どうかん
ふりがな文庫
“
潼関
(
どうかん
)” の例文
「
潼関
(
どうかん
)
の馬超軍に、またまた、新手の敵兵が、約二万も増強されたようです。しかも今度の新手もことごとく北の精猛な
胡夷
(
えびす
)
ばかりです」
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
唐の天宝の末に、
安禄山
(
あんろくざん
)
が乱をおこして、
潼関
(
どうかん
)
の守りも敗れた。都の人びとも四方へ散乱した。
梨園
(
りえん
)
の
弟子
(
ていし
)
のうちに
笛師
(
ふえし
)
があって、これも都を落ちて
終南山
(
しゅうなんざん
)
の奥に隠れていた。
中国怪奇小説集:07 白猿伝・其他(唐)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「後学のため、伺いますが。——合戦の初めに、馬超の軍勢は、
潼関
(
どうかん
)
に
拠
(
よ
)
っていましたから、
渭水
(
いすい
)
の北は遮断された形でした」
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかも、ここまで来ると、敵国長安の府も
潼関
(
どうかん
)
も、また都
洛陽
(
らくよう
)
も、一
鞭
(
べん
)
すでに
指呼
(
しこ
)
のうちだ。
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
馬超、龐徳、韓遂、馬岱、万余の大軍は関中を突破すると、
潼関
(
どうかん
)
の占領などは目もくれず、ひたすら潰走する敵を急追して、「
殲滅
(
せんめつ
)
を加えん」と、夜も日も、息をつかせず、後から追った。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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絢爛たる軍容粛々とあたりを払って、
潼関
(
どうかん
)
にまで進んだ。
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“潼関”の解説
潼関(どうかん、とうかん, Tong Pass)は、中国陝西省の東端にあった関所(関塞)。現在の行政区画では、陝西省渭南市潼関県の北部に位置する。黄河の屈曲点に位置し、古来中原から関中に入る交通の要衝・軍事の要地として知られる。
(出典:Wikipedia)
潼
部首:⽔
15画
関
常用漢字
小4
部首:⾨
14画