トップ
>
大峰
>
おおみね
ふりがな文庫
“
大峰
(
おおみね
)” の例文
八海山へは必ず二十人
乃至
(
ないし
)
三十人の講中が繰り出し、其外一人のこともあり二、三人或は四、五人のこともあるが遠い処では出羽の三山、大和の
大峰
(
おおみね
)
あたり
登山談義
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
わたくしどもはいったい
出羽
(
でわ
)
の
羽黒山
(
はぐろさん
)
から出ました
山伏
(
やまぶし
)
でございますが、この
間
(
あいだ
)
は
大和
(
やまと
)
の
大峰
(
おおみね
)
におこもりをしまして、それから
都
(
みやこ
)
へ出ようとする
途中
(
とちゅう
)
道
(
みち
)
に
迷
(
まよ
)
って
大江山
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
もしその上に少しばかり
潤色
(
じゅんしょく
)
を
施
(
ほどこ
)
し、適当に口碑や伝説を取り
交
(
ま
)
ぜ、あの地方に特有な点景、鬼の子孫、
大峰
(
おおみね
)
の
修験者
(
しゅげんじゃ
)
、熊野参りの
巡礼
(
じゅんれい
)
などを使い、王に配するに美しい女主人公
吉野葛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
文覚は、まだ十九の頃に、若い
髻
(
もとどり
)
を切って、
大峰
(
おおみね
)
、
葛城
(
かつらぎ
)
、
粉河
(
こかわ
)
、
戸隠
(
とがくし
)
、羽黒、そしてまた
那智
(
なち
)
の
千日籠
(
せんにちごも
)
りと、諸山の荒行を踏んできた、その昔の
遠藤武者
(
えんどうむしゃ
)
盛遠が成れの果てであった。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
役行者は伊豆に流される迄は、大和が本拠で、
葛城
(
かつらぎ
)
山で修法し、
大峰
(
おおみね
)
入りを創始した。
山の今昔
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
▼ もっと見る
「そちの
行場
(
ぎょうば
)
は、
大峰
(
おおみね
)
か
葛城
(
かつらぎ
)
か、または羽黒か」
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“大峰(大峰山)”の解説
大峰山(おおみねさん)は、奈良県の南部にある山。大峯山とも。
現在では広義には大峰山脈を、狭義には山上ヶ岳(さんじょうがたけ)を指す。歴史的には「大峰山」は、大峰山脈のうち山上ヶ岳の南にある小篠(おざさ)から熊野までの峰々の呼び名であった。対して小篠から山上ヶ岳を含み尾根沿いに吉野川河岸までを金峰山という。歴史的に使われてきた呼称および修験道の信仰では、青根ヶ峰より南を「大峯」、以北を吉野としてきた。
(出典:Wikipedia)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
峰
常用漢字
中学
部首:⼭
10画
“大”で始まる語句
大
大人
大事
大袈裟
大分
大切
大抵
大概
大方
大丈夫