可恐ひど)” の例文
まへもおきよ、わたし毎日まいにち出勤しゆつきんするあの破堂やぶれだうなかで、かほあせだらけ、砂埃すなぼこりうへ蜘蛛くもで、目口めくちかない、可恐ひどよわつたところを、のおかただ、そで綺麗きれいにしてくだすつた。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)