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悔
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くゆ
ふりがな文庫
“
悔
(
くゆ
)” の例文
惜
(
をし
)
むに足らずと雖も我
思慮
(
しりよ
)
なく
青侍士
(
あをざむらひ
)
共に欺かれしなどと人口に
懸
(
かゝ
)
らんこと
殘念
(
ざんねん
)
なり併し今更
悔
(
くゆ
)
るも
益
(
えき
)
なし兎に角愼み罷在
公儀
(
かみ
)
の御沙汰を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
相して貧きに失ふアヽ
悞
(
あやま
)
ちぬと
悔
(
くゆ
)
るにつけても昨夜の泊り醉狂に乘じて太華氏露伴子に引別れたる事の
面
(
おも
)
なさよ今日は先に中津川に待ち
酒肴
(
しゆかう
)
を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
その常に
慙
(
は
)
ぢかつ
悔
(
くゆ
)
る一事を責められては、
癒
(
い
)
えざる
痍
(
きず
)
をも
割
(
さか
)
るる心地して、彼は苦しげに
容
(
かたち
)
を
歛
(
をさ
)
め、声をも
出
(
いだ
)
さでゐたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
余麻布に移りて空地と坂崖等「日和下駄」の中に書き漏したる処多きを知り未だ移居の
費
(
ついえ
)
を
悔
(
くゆ
)
るに
暇
(
いとま
)
あらざるなり。
偏奇館漫録
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
思ったことは、後からどうなってもはきはきとしてしまう。
而
(
そ
)
してたとえ
悔
(
くゆ
)
るようなことがあっても決してそれを口に出して人に向って愚痴をいうようなことのない勝気な女であった。
凍える女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
三千代を平岡に周旋したものは元来が自分であった。それを当時に
悔
(
くゆ
)
る様な薄弱な頭脳ではなかった。今日に至って振り返ってみても、自分の所作は、過去を照らす鮮かな名誉であった。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
悔
(
くゆ
)
れども一旦養子とせし上は是非なしとて其後
家督
(
かとく
)
を主税之助に
讓
(
ゆづり
)
しが
其砌
(
そのみぎ
)
り平助は主税之助に
對
(
むか
)
ひ我今度汝を養子とせしにより今度
家督
(
かとく
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
三千代
(
みちよ
)
を平岡に周旋したものは元来が自分であつた。それを当時に
悔
(
くゆ
)
る様な薄弱な
頭脳
(
づのう
)
ではなかつた。
今日
(
こんにち
)
に至つて振り返つて見ても、自分の
所作
(
しよさ
)
は、過去を
照
(
て
)
らす
鮮
(
あざや
)
かな名誉であつた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
聞て我輩
大
(
おほい
)
に驚けり
己
(
おの
)
れの心己れが嗜欲に
克
(
かた
)
ざるを知り罪を犯せし後に
悔
(
くゆ
)
とも犯さゞる前に
復
(
かへ
)
らざるを知り浪費せざる前に早く物と換へて其災ひを
未前
(
みぜん
)
に防ぐ智といふべし歸りて父の温顏を見るを
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
悔
常用漢字
中学
部首:⼼
9画
“悔”を含む語句
懺悔
後悔
悔恨
悔改
悔悛
悔悟
懺悔録
痛悔
改悔
懺悔状
一切我今皆懺悔
懺悔話
懴悔
色懺悔
懺悔心
悔状
慚悔
懴悔話
可悔
懺悔致
...