“未前”の読み方と例文
読み方割合
みぜん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
聞て我輩おほいに驚けりおのれの心己れが嗜欲にかたざるを知り罪を犯せし後にくゆとも犯さゞる前にかへらざるを知り浪費せざる前に早く物と換へて其災ひを未前みぜんに防ぐ智といふべし歸りて父の温顏を見るを
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
しかるに食物は一日もなかるべからず、毎日食物の影響を身体に受けていますから疾医より食医がたっとまれたのは無理でありません。食医が段々進歩したら大概な病気は未前みぜんに防ぐ事も出来ましょう。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
如何にと云ふに金屋かなや至極しごくのぞむ所なりと兩人未前みぜん約束やくそく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)