“未前(みぜん)” の例文
聞て我輩大(おほい)に驚けり己(おの)れの心己れが嗜欲に克(かた)ざるを知り罪を犯せし後に悔(くゆ)とも犯さゞる前に復(かへ)らざるを知り浪費せざる前に早く物と換へて其災ひを未前(みぜん)に防ぐ智といふべし歸りて父の温顏を見るを
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
しかるに食物は一日もなかるべからず、毎日食物の影響を身体に受けていますから疾医より食医が貴(たっと)まれたのは無理でありません。食医が段々進歩したら大概な病気は未前(みぜん)に防ぐ事も出来ましょう。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
如何にと云ふに金屋(かなや)も至極(しごく)望(のぞ)む所なりと兩人未前(みぜん)の約束(やくそく)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)