“くやし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
口惜92.9%
可悔2.4%
2.4%
口措1.2%
殘念1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
未練らしく此の間も来てひどい事を言って、私のたぶさって引摺り倒し、散々にちましたから、私も口惜くやしいから了簡しませんでしたが
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
その舞の敵手あひてはこよひ集ひし少女の中にて、すぐれて美しき一人なるべし。かぼそき手をベルナルドオが肩に打ち掛けて秋波を送れり。我が舞を知らざることの可悔くやしかりしことよ。
盡して爲し支度さへ今浪費むだづかひに成りたるはくやしき限りに候へど夫も是非なきことながらモウ結納ゆひなふ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
道理で顔が赤いようだなんて無理を云って打撲ぶんなぐるんだもの、ほんとに口措くやしくってなりやしない。
雁坂越 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
あゝ此樣こんことつたら何故なぜ倫敦ロンドンへん流行歌はやりうた一節ひとふしぐらいはおぼえてかなかつたらうとくやんだが追付おひつかない、あまりの殘念くやしさに春枝夫人はるえふじんかほると、夫人ふじんいま嘲罵あざけりみゝにして多少たせうこゝろげきしたと