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くちおし
ふりがな文庫
“くちおし”の漢字の書き方と例文
語句
割合
口惜
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
口惜
(逆引き)
彼は依然として無能無力に鎖ざされた扉の前に取り残された。彼は平生自分の分別を
便
(
たより
)
に生きて来た。その分別が今は彼に
祟
(
たた
)
ったのを
口惜
(
くちおし
)
く思った。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
私も
亦
(
また
)
、彼にとっては敵の一人であったのだ。この背負投げは、事実であるかも知れぬ……。
口惜
(
くちおし
)
くも私は半信半疑の
靄
(
もや
)
につつまれて来るのであった。——
腐った蜉蝣
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
西行の心はこの歌に現れ
居
(
おり
)
候。「心なき身にも哀れは知られけり」などいう露骨的の歌が世にもてはやされてこの歌などはかえって知る人
少
(
すくな
)
きも
口惜
(
くちおし
)
く候。
歌よみに与ふる書
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
くちおし(口惜)の例文をもっと
(27作品)
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